November. 22. 2010

新しい世界の中心に

11月9日から17日まで北京に行ってきました。

海外フェアへの出展はドバイ、香港に続いて3カ国目(厳密に言うと香港は中国ですが・・・)、
そして、もっとも印象的だったのが今回の北京でした。

百聞は一見にしかず、とはよく言ったもので、
アタマでは中国の好景気や、中国人のキテる感は分かっていたつもりですが、
実際に本土で目の当たりにすると、かなりショックでした。

とても印象的だったのは、
「ある商品やサービスへの対価として払うべき金額」のものさしが
ものすごく不確かということです。

公共バスの片道運賃が「0.4人民元(日本円で6円)」である一方で、
シャトー・ラフィットの98年もの(推定8万円)がごく普通の宴会でバンバン抜栓されます。

街の中華レストランではひとり1500円で極上の北京ダックがたらふく食べられる一方で、
ホテルの中華レストランでは、平気でひとり数万円です。
(もちろん北京ダックなし)

その背景には圧倒的に所得の異なる人々が、
同一のエリアで居食住をしていることが挙げられます。

また欧米人、日本人、アジア各国のビジネスマンが、
やはりこぞって北京に駐在していることも、この不思議な経済格差を生んでいる一因です。

そして実際に中国でジュエリーを購入する人々は、
ごく限られた、桁違いのお金持ちたちです。
そのスーパー富裕層の金銭感覚は、僕たちの理解の範疇を超えています。

ただ一つ言えるのは、彼らのライフスタイルや購買サイクルの中に、
ジュエリーは既に根ざし広がりつつあるし、それは今後さらにものすごいスピードで
伸長、拡散していくだろうということです。

今、中国は間違いなくバブルです。

決して洗練された大都市とは云えない北京という街で、
沢山の人と物とお金が集まり、着実に仕組みを再構築しつつある。
きっと中国の他の都市でも同様のことが起こっているのでしょう。
それは、あたかも新しい世界の中心を作り上げている途上の様に思えました。

私たちが今しなければならないことは、
中国人の勢いに気圧されるのではなく、また発展途上の部分をあげつらって低く見積もるのでもなく、
冷静に今の中国市場を見据えた上で、日本の過去の経験を活かし、
クールかつしたたかに渡り合っていくことだと思います。

あと中国語を勉強することです。

そんなことを痛感し、非常に考えさせられました。
そしてあらためて海外戦略の練り直しに向けて、前向きな意識が芽生えた今回の出張でした。

November. 3. 2010

中国本土へ

来週、いよいよ北京のジュエリーショーに出展する運びとなりました。

このブログで何度か言及している通り、
東アジアでジュエリー販売の可能性を切り開くというのは、
当社にとって避けて通ることのできない命題です。

ジュエリーに限らず、現在日本でものづくりをしていれば、
少なからずその道を検討せざるを得ないのではないでしょうか。

重要なのはターゲットを明確にフォーカスするということに尽きると思います。

日本に来た中国人観光客を集客するもの手でしょうし、
小売店あるいはブランドショップを向こうにつくるのも手かもしれません。

いずれにせよ、自社がとるべき戦略の中で、
「もっとも勝ち目」があるオプションを、できるだけ少ない傷で、
つくりあげていくしかないということです。

今回、中国に行く一番大きな意味は、
その「勝ち筋」を構築するための戦略の見極めです。

株式会社梶田にとって最高の「中国市場攻略作戦」が生み出せればいいなと思っています。