June. 8. 2012

子育てとマネジメント

先週のことです。

急遽、妻が仕事で海外出張に行くことになり、
私は2歳の息子と2人きりで5日間を過ごすことになりました。

妻の両親、あるいは私の両親に預けるという選択肢もあったのですが、
こんな機会はめったにないので、私が育児の全てを担当することにしました。

実際には、平日はいつもより少し早起きをして自身の支度を済ませ、
朝食さえつくってしまえば、息子を起こして食べさせて、保育士さんのところに連れて行くだけですし、
お迎えも20時まで預かってくれるので、あまり大きな負担ではありませんでした。

むしろ目の覚めるような発見の多い日々でした。

最初はあからさまに戸惑い、不安げだった息子が、
次第に「おかあさん」が居ないことを受け入れ、
父親との関係を自ら深めていく姿勢をみせてくれたのです。

2歳の息子にとっての「母」と「父」は、
「神」と「人間」ぐらいの認識の違いがあります。
もっと言うと「ジョン・レノン」と「いかりや長介」ぐらいの差があります。

そんな息子が、
「いかりや長介も、はじめはコミックバンドかと思っていたけど、コントはおもしろいじゃないか」
程度には、「父親」を受け入れてくれた気がします。

また「寂しさを我慢」し、自立しつつある息子を目の当たりにして本当に感動してしまいました。
そうした成長の場に立ち会えたことを、とても幸福だと思いました。

今回のことを通じて、あらためて子育てというのは、
人生における「自分にしかできないこと」のひとつであるという実感を強く持ちました。


かくいう私も仕事を理由に子育てから距離をおいていた傾向がありました。

あるいは「この仕事は自分にしかできないから優先しなくては」などと
思っていたかもしれません。

しかしながら、本来マネジメントというのは、
「自分にしかできない(と思われる)仕事」を「いかにして分担していくか」という仕組みづくりでもあるはずです。

私はまだまだ経営者としては半人前ですが、
そういう風にありたいとつくづく思うのです。

またそのようにして仕事を捉えた時、
仕事、子育て、家族、友人関係、の中にある「自分にしかできないこと」は
常に同列に優先順位をつけなければならないのだと思います。

成功した経営者が死の際で後悔することはほぼ100%、
「もっと家族とすごす時間をとるべきだった」ということだと言います。

あるいは私は欲張りかもしれませんが、
仕事、子育て、家族、友人関係、そのすべてに全力を尽くしながら、
見事な時間配分をやってのけられるように努力していきたいと思っています。